エクスポージャー法を利用することで、あがり症を段階的に克服するように取り組むとき、エクスポージャー法を行った後には、その結果についてを細かく評価することがとても大切になってくるのです。結果を細かく評価することで、あがり症を段階的に分けて克服していくというものです。そしてこの時は、最初の目標のことを決して高くしすぎずに、段階的に少しずつ上げていくということがとても重要になってきます。たとえば、人前に出て何か話しをすることが苦手でまったく出来ない人に対して、「十分間ひとまず落ち着いて、冗談を交じえながらに話をすること」といった目標を設定することは少し無理があります。
あがり症に悩んでいる人が、自分のエクスポージャー法の結果についてを低く評価してしまって、自信をさらに失ってしまうようなことにもなりかねないのです。このようなときには、最初の目標としては「たとえ、小さな声でも構わないからひとつ質問してみる」や、「他人の意見に対しての賛成の意思をうまく示す」などということぐらいが妥当な目標でしょう。
この時点においては、内容はどうであっても、実際に人前に出て話しをすることができたかどうか、というったことがとても重要になってくるからなのです。こうしたような経験を徐々に積み重ねることによって、あがり症に対しての不安が徐々に和らいでいくことでしょう。落ち着いて話しをすることができるようになることには、もっとたくさんの経験を積んだうえで、段階的にひとつずつ挑戦していきます。最初に設定した目標が長い時間をかけて達成できる頃にもなると、自発的に目標で設定した以外のことについてもエクスポージャーすることができるようになってきます。
こうしたようになれば、あとはしめたものでしょう。あがり症の症状は飛躍的にどんどん克服されて、人前に出て話をすることについても、何も抵抗を感じ無くなってくるはずであります。ですから、慌てないでゆっくりと、段階を踏んであがり症を克服していきましょう。たとえなかなか結果がついてこなくても慌てる必要はありません。